一、鳴潮世界での戦闘


「スピード感ある戦闘」、「見応えのあるバトル」、そして「多彩なチームビルド」というキーボードが、この世界における戦い方に関する最も重要な三要素である。序盤で無冠者との戦いの後、既に「スピード感ある戦闘」と「見応えのあるバトル」をその身で感じただろう。思わぬバトル巻き込まれ、高精度の攻撃と回避操作を無理でも強いられて、強敵との剣戟ならではの緊張感は格別だ。戦闘のイロハを少しずつ掴んだ漂泊者は、無冠者を辛くも打ち破ったことで自分の成長を実感できたはず。


二、技


共鳴者たちが戦闘に関する行動は大まかに分類した。

1. 攻撃(通常攻撃、溜め攻撃、空中攻撃)

2. 回避

3. 共鳴スキル

4. 共鳴解放

5. 共鳴回路

6. 逆転反撃


1. 攻撃:

共鳴者たちが最も頻繁に使用する攻撃手段である通常攻撃は、多様な戦闘方法を生み出す原点である。

例えば、アンコは通常攻撃の4段目で「テンションポイント」が空に浮かび上がる。タイミングを合わせて再度通常攻撃を行うと、巨大化したメェーが更に追加ダメージを与える。タイミングを掴んで通常攻撃を強化する立ち回りは、リズム感と操作性が上がるだけでなく、アンコが暴走していない時の「可愛さ」と、暴走した後の戦い方のギャップをより一層感じれる。

通常攻撃を長押しすることで「溜め攻撃」を発動できます。殆どの場合は、一定のスタミナを消費して発動する攻撃になるが、銃を使う共鳴者たちは「エイム」状態に入って、強力な射撃をを行うこともある。溜め攻撃はより大きいダメージを与えるも、一部の共鳴者たちの戦い方の核となる場合もある。

桃祈は溜め攻撃で、「玄武の守り形」状態に入る。この状態では防御に専念し、スタミナを持続的に消費して受けるダメージを軽減できる。その上、攻撃を受けた瞬間に自動で反撃を行え、チーム内全員のライフを回復できる。

散華の溜め攻撃は、範囲内の「氷棘」・「氷稜」及び「氷山」を爆砕させる。タイミングを合わせて溜め攻撃とスキルを繋げれば、一瞬で大ダメージを与えれる。

全ての共鳴者は空中で攻撃することができる。その「空中攻撃」は武器の種類、あるいは共鳴者自身の戦い方によって異なる場合もある。

忌炎は、共鳴スキルを発動した後、 空中で発動した2回目の共鳴スキルは通常時と違う動きになる。  

また、熾霞をはじめ、拳銃を使用する共鳴者たちは空中でスタミナを消費し、連続射撃を発動できる。

さらに、一部の共鳴者は空中で溜め攻撃もできる。


2. 回避

共鳴者たちは一定のスタミナを消費することで、指定方向に高速で回避できる。回避を発動する際、方向キーを押していない場合は後ろに回避する。

回避は多くのモーションをキャンセルできる。敵に命中された直前に回避成功すると「ジャスト回避」となり、回避反撃を発動できる。上手く運用することで、中断されずに攻撃を仕掛けることも可能だろう。


3. 共鳴スキル

共鳴者たちはそれぞれ、全く異なるタイプの共鳴スキルを持っている。戦闘において重要な役割を果たすだけでなく、自身の「共鳴回路」と「共鳴解放」も深い関わりがある。多くの共鳴スキルは、一度使用するとしばらくの間再使用できないため、発動タイミングをうまく把握することが重要だが、例外も勿論ある。

丹槿は、ライフを消費することで「朱華残章」を発動できる。このスキルはクールダウンがなく、通常攻撃の連撃の後に発動すると、絶え間なく攻撃するが可能。さらに、自身の「丹華」も回復できる。「丹華」が最大になると、丹槿は更なる激しい連撃を発動し、同時に自身のライフを回復する。

このようなライフを削りながら回復する戦い方は、大量のダメージを与える一方で、丹槿自身も危険な綱渡りをしているようだ……


4. 共鳴解放

共鳴スキルを命中させるか、「協奏エフェクト」を発動すると、「共鳴エネルギー」が溜まる。この共鳴エネルギーが最大に達すると、「共鳴解放」と呼ばれる強力な技を発動できる。

共鳴解放は、共鳴者たちの切り札とも言える能力で、戦局を覆すほどの力を秘めている。大ダメージを与えるだけでなく、共鳴者自身あるいはチーム全体を一定時間内強化する効果を持っている場合もある。

忌炎は、共鳴解放「蒼渡八荒・謀り」を発動すると「破陣」状態に入る。その際、手に持っている重刃は龍吟の槍に変化し、皇龍に脅威をもたらす敵は青龍が一掃するだろう。

玦園の共鳴解放は周囲の植物を急速に成長させ、敵にダメージを与える同時に「光合成サイン」を付与する。チーム内の全員が「光合成サイン」が付与された敵に攻撃が命中した場合、玦園は協力攻撃を行い、同時に攻撃を行った共鳴者のライフを回復する。これにより、攻撃と回復能力を兼ね備えた共鳴者とも言える。


5. 共鳴回路

「共鳴回路」とは、共鳴者たち自身の特殊なエネルギーである。共鳴者はそれぞれ独特な共鳴回路を持っており、その共鳴回路によって戦い方と立ち回りが決まる。通常攻撃や共鳴スキル、共鳴解放も、すべて共鳴回路に基づいて働いている。共鳴回路の効果と応用を覚えば、共鳴者たちの戦闘スタイルをより深く理解できるに違いない。

漂泊者の通常攻撃のコンボと溜め攻撃を、タイミングよく追撃することで「音の欠片」を獲得できる。さらに、連携スキルを発動する際も「音の欠片」を獲得できる。この「音の欠片」こそが、漂泊者特有の共鳴回路である。充分な「音の欠片」がある場合、共鳴スキルを使うとそのスキルが強化され、更に強力な追撃を発動できる。

つまり、漂泊者は攻撃と回避をしながら「音の欠片」を溜め、それを消費し強化された共鳴スキルで敵を攻撃し、同時に自身の共鳴エネルギーを回復する。エネルギー最大になると、共鳴解放を発動する戦い方になる。

これこそが、共鳴回路の仕組みを中心に攻撃、回避、スキルで構成されたバトルでの立ち回りの一種である。

共鳴者の数だけ異なる共鳴回路の仕組みが存在している。異なる共鳴者を仲間にすることで、全く別な戦闘を体験する事も楽しみの一つだろう。


6. 逆転反撃

敵が特定の技を使うと、「弱点」を見せる事もあります。この一瞬を見逃さず、タイミングを合わせて攻撃を命中できれば、敵の攻撃を途切れさせれることだけでなく、思わぬ収穫を得ることもある。


三、共鳴者同士の協奏


1. 協奏エフェクト

共鳴者がダメージを与え、あるいは音骸異能を発動すると、協奏値が溜まる。協奏値が最大の時、共鳴者を切り替えると、協奏値が消費され、登場する共鳴者の属性に応じ協奏エフェクトが発動される。

協奏エフェクトは、共鳴者の属性により「干渉、複合、促進、分解、二相」の合計五種類が発動可能。

これらの協奏エフェクトは戦闘の中に特殊な効果が発揮し、戦闘に役立つ。従って、有用な協奏エフェクトを発動するたの合理的なチームビルドは、戦力向上の重要な部分であり、漂泊者の策が問われる一環でもある。

例えば、忌炎(気動)とモルトフィ(焦熱)は「気熱干渉」を発動できる。「気熱干渉」は登場する共鳴者の通常攻撃と溜め攻撃の攻撃力を強化するため、忌炎の攻撃手段とマッチしている。

そしてモルトフィの共鳴解放は、チーム内全員に「飛翼の狂想曲」を付与する。この効果を得た共鳴者は通常攻撃や溜め攻撃を命中した場合、「飛翼の狂想曲」効果で協同攻撃が発動し、「焦熱ダメージ」を与える。

こうして、忌炎が登場し「破陣状態」に入ると、「気熱干渉」と「飛翼の狂想曲」に何重も強化された龍吟の槍が、敵を一瞬で消し去る事も容易になる。

この例は協奏エフェクトを活用するための一つの方法にすぎない、さらに大勢の共鳴者と色々な協奏エフェクトを使用することによって、楽しい戦闘を体験できるのだ。


2. 連携スキル

協奏値が最大の時、共鳴者を切り替えると、その共鳴者の「連携スキル」を発動できる。異なる共鳴者はそれぞれ独自の連携スキルがあり、色々な方法と位置で戦場に飛び入り、大いに活躍できる。


四、まとめ


この危険に満ちた世界では、共鳴者たちは自分の共鳴回路とチームの協奏エフェクトを駆使しながら敵と戦っている。攻撃やスキル、音骸異能などを使用して敵にダメージを与えつつ協奏値を溜め、協奏エフェクトを発動することで次に登場する仲間の能力を強化し、更に戦闘で溜まった共鳴エネルギーで共鳴解放を発動し、トドメを刺す。

勿論……これらもまた、「戦闘」の片鱗に過ぎない。これからは、多くの強い共鳴者と出会い、様々な異色な戦闘を体験できると、確信している。