丹瑾のイメージ
丹瑾はその名から浮ぶイメージの通り、赤丹色をモチーフにした少女だ。髪も服装も、深き赤丹色に染まっている。
髪型の少女らしく結んだシニヨン、前髪を留めるヘアピンは可愛らしい雰囲気を更に強調する。服装はわりと伝統的な様式だが、動きやすさを重視したカッティングが施されている。また、裾が揺れるとチラッと姿を見せるタッセルと両腕を飾るリボンからは彼女のみなぎる活力が溢れ出る。
面積の大半を占める赤丹色の対照となるのは、胸元を照らすような透き通った玉佩(ぎょくはい)だ。彼女の名前にある「瑾」とは美玉のことのため、彼女の身の上と何かしらの深い関わりがあるのだろう。本来は同心円で対を成す2枚だったが、今や片方の行方は杳として知れないままだ。
行儀が良く、正気(せいき)を放つ任侠の少女
彼女が持っている玉佩には、「清らかで正しい心の持ち主でありますように」という両親からの願いが込められている。幼い頃の彼女は、「清らかで正しい」の意味がわからなかった。しかし、ある事件が彼女の人生を一変させた。後に、彼女は仇を討つ為の旅路につき、剣を振るうたびに、その言葉の本質へ迫っていった。
口ぶりだけでなく、礼儀が行き届いているという点も実に侠客らしい。立ち居振る舞いに無駄やよどみがなく、誰だってすぐに彼女が長年武術を習ってきたことに気づく。
意外というか、ちゃんと少女らしい一面を持つというか、彼女は龍髭パイという糸状の飴で龍の形に作られた甘ったるいお菓子が大好物。龍髭パイを頬張る時にだけ見せる幸せな表情が、彼女もまだ十代の少女に過ぎないという事実を語ってくれる。
この世に善悪を分かつ明鏡あり
世の中を彷徨う身として、丹瑾は甘い任侠の夢だけを抱くような少女ではない。
悪事を口にするだけで、隠しきれない嫌悪がすぐ彼女の表情に現れる。しかし、その鋭い目つきは無闇に他人に怯え上がらせるような凶暴なものではない。それは彼女の善悪観には明確な基準があり、決して罪なき通行人に八つ当たりしないという裏返しでもある。
彼女にとっての善と悪の分かれ目は明確だ。その単純さが故に、まだまだ子供だと彼女のことを思う人もいるが、それもまた彼女に決して悪人による命乞いの巧言に惑わされることのない鋼の心を与えたのである。罪を犯した輩には、罪を償わせることが彼女の役目。
丹瑾の戦い方
簡単に言うと、血を刃にし、刃に血を呑ませるのが彼女の戦い方である。彼女は双刀を駆使して戦う。その片方は彼女の血から出来ている。戦闘で失われた血が、彼女の刃をより鋭くしてくれる。丹瑾は自分のライフを削ってダメージを上げることが可能なのだ。
通常攻撃
刀を素早く相手に突き刺す。急所を狙うその鋭い刺撃には無駄がない。
溜め攻撃する場合、丹瑾は一瞬だけ姿を消し、空中から三連斬を放つ。
共鳴スキル
丹瑾は自身のライフを消費することで、より効率的に血の刃を生成することができる。彼女の共鳴スキルは、通常攻撃中の発動タイミングによって効果が異なる。
通常攻撃1ヒット後に、共鳴スキル使用:真紅の血の刃で斬り上げる。
通常攻撃2ヒット後に、共鳴スキル使用:血の刃で十字斬りを放つ。
通常攻撃3ヒット後に、共鳴スキル使用:高速連続斬撃で敵を切り刻む。
血色に輝く丹瑾の剣術は、敵に消滅属性のダメージを与える。
共鳴回路
スキルを使うことによって、ゲージを貯めることができる。ゲージが満タンになる時に、溜め攻撃で敵のライフを吸収することができる。満ち溢れる消滅のエナジーを帯びた真紅の剣気が咲き乱れる。
共鳴解放
滾る怒りに身を委ね、瞳に秘める千本の刃を赤き華が如く狂い咲かせる。
共鳴解放後、風をも通さない、高ヒット数とダメージを誇る無縫な斬撃を放つ。流麗な千本の剣気を駆使して敵を撫で切った後、再度真紅の潮に集わせる。
独り世界を歩く少女。彼女は仇を討つため、やがては世の中のすべての悪を粛清するため旅を続ける。また、善悪を分かち酷い悪行を裁くため、その剣を振るう。彼女の身に纏う剣気が散ることはないだろう。しかし、飛び交う血の嵐で何もかもが真紅に染まったとしても、胸元の玉佩はいつも透き通ったままだ。