この度実施された「クローズドβテスト2」は、数多くの漂泊者さんからご注目とご応募を寄せられており、さらにお時間を割いてテストにご参加いただいた方からは、たくさんのフィードバックをいただきました。この場を借りて深く感謝を申し上げます。頂いたフィードバックやアドバイスを慎重に検討を重ねて参りました結果、一部の修正・調整の方向性が決まっております。本通信を通じて、その方向性を漂泊者の皆さんに共有したい所存でございます。本通信をお読みになり、これから言及する部分に対する疑問が解消されれば幸いです。
(一)戦闘における操作体験の調整
1. 戦闘の下地・基本に当たる部分の最適化
今回のテストでは、漂泊者さんからサウンドエフェクト、ヒット感の表現、戦闘の品質感に関するマイナスなフィードバックを頂いております。そこで、武器・音骸・スキルのサウンドエフェクトに重みを置き、全般に調整を行いました。さらに、キャラクターのジャンプにおける速度、カメラワークおよび着地の表現の最適化を行い、「滞空感・粘着感」を改善しました。
2. キャラクターの使用感の調整
キャラクターそれぞれの使用感について、ピンポイントで最適化を行いました。以下が一部の調整例です:
凌陽、鑑心の操作感を最適化し、全体的な使用感を向上させました。
ヴェリーナの回復ギミックを調整し、より効率的に【光合成エネルギー】を回復できるようになりました。
カカロの共鳴チェーンの効果を調整しました。今では、カカロの変奏スキル【必要な手段】は最初にカカロを獲得した時点で発動できるようになりました。
3. 戦闘チュートリアルの新規追加
コンボの練習ができる戦闘チュートリアルダンジョンを追加しました。
前述した項目以外に、フィードバックを頂いたカメラワーク、ロックオン(索敵)、敵の意図しない戦闘離脱、逆転反撃の成功率についても、継続的に最適化を行っております。
(二)システムにおける調整・最適化
1. 音骸システムの調整
今回のテストでは、『鳴潮』のアイコニックなシステムでもある音骸システムに関するフィードバックをたくさん頂きました。音骸育成・厳選によるプレイヤーへの負担および不要な音骸の回収について、以下の調整を行う予定です:
①音骸の獲得ルートを増設します。後ほど開催されるイベントで、音骸育成関連の報酬を獲得できます。
②不要な音骸に使い道を追加しました。未強化の音骸を、ランダムに獲得したことのある新しい音骸へと変換できるシステムが実装されます。
③チューニング済みの音骸を育成素材に使うと、一定の割合でチュナが返却されようになりました。
④音骸のサブステータスのランダム性を抑えました。音骸のサブステータスの最小値を上げてランダム範囲を縮みました。
⑤音骸一括装備機能の最適化。
さらに、音骸「燎原の炎騎」のスキルに新効果を追加し、長押しで使うと、バイクライダーに継続的に変身できるようになりました。これからも音骸の特性にまつわるイベントやコンテンツを開発していき、プレイヤーの実体験によるフィードバックに基づいて継続的に調整し、音骸システムをより『鳴潮』ならではの特色に仕上げて参ります。
2. 「深層空想秘境」の新コンテンツ
「深層空想秘境」に初心者向けのチュートリアルを追加しました。これからも「深層空想秘境」で使用可能なキャラクターを追加し、獲得しなくても無料で体験いただけるお試し用キャラクター枠も増設する予定です。さらに、腕に自身のあるプレイヤー向けの、高難易度イベントやボスのギミックも新規実装されます。
前述した調整以外にも、細部までシステムを継続的に最適化していく予定です。例えば、ドロップしたアイテムの自動取得、【マルチプレイ】解放レベルの下げ、複数の不要なアイテムを一括回収できる機能など……これらの調整により、プレイヤーがゲームプレイで感じるストレスを低下させれば幸いです。
(三)演出効果の最適化
今回のテストにおいては、一部の演出シーンでのカメラワークやキャラクターの登場時機、動きと口の動きなどに関するマイナスなフィードバックをいただいております。現在進捗は以下の通りです:
①一部の演出におけるカメラワークとキャラクターの動きを修正し、口の動きと瞬きなどのディテールを追加しました。
②ストーリーの流れを再整理した上で、細かく順番および配置の調整を行いました。また、一部の任務の解放条件を変更しました。
③視覚のみならず、演出におけるサウンドエフェクトも最適化しました。
④一部のストーリースキップ機能を最適化しました。
これからもより漂泊者さんにご満足いただけるよう、快適な演出効果をお届けして参ります。
(四)その他の調整・修正項目
前述した調整項目のほか、モバイル端末でのクラッシュ、ブラックスクリーン、カクつき、発熱などパフォーマンスに関する問題点も重要項目として認識しており、継続的に改善して参ります。また、キャラクターと背景のビジュアル表現、UIのデザインと使いやすさに関しても継続的に調整中です。新イベントやチュートリアルの改善に関しては、開発チーム内部で方向性を討論しているため、どうぞ続報をお楽しみにしてください。
(五)ローカライズにおける修正・最適化
グローバルリリースに向けて、海外のプレイヤーによりお楽しみいただけるよう、ローカライズにはこれまで以上に重きを置いていく所存です。プレイヤーからいただいたフィードバックに基づいて、全体的かつ継続的に翻訳テキストを新調して参ります。また、収録スケジュールなどの影響により、今回のテストで実装できなかったボイスはリリース時には実装されるため、どうぞお楽しみにしてください。
「クローズドβテスト2」実施後に行い予定の調整は以上となります。テストに使われるバージョンは未だに調整待ちの問題点が多く、不完全な体験をさせてしまった件に、ご注目・ご参加いただいたプレイヤーの皆さんに深くお詫び申し上げます。漂泊者の皆さんとより完全で快適な『鳴潮』の世界で出会えるよう、これからは不届きな部分をリリースまで全力で改善して参ります。
改めてこれまで『鳴潮』にご注目・ご応援くださった漂泊者の皆さんの、深く感謝を申し上げます。
『鳴潮』開発チーム